本格的なロゴをオンラインで作成できる「Logaster」で作成された15,856,000個の中から、2021年に人気だったロゴのデザインを調査・分析し、2022年に注目されるロゴデザインのトレンドを紹介します。
90年代にインスパイアされたロゴ :鮮やかな色彩、抽象的な図形、派手なパターン。このトレンドは見る人の目を惹きつけ、注目を集めたいブランドにとって、優れたデザインソリューションになる。ネガティブスペース :ネガティブスペースとは、文字や画像などグラフィックシンボルの間や周囲にある空白スペースのこと。ネガティブスペースを最大限に活用するには、ブランドのグラフィックシンボルを文字の間や文字の中に組み込むことを検討する。これにより、視覚的に複雑になることなく、ロゴのメッセージを強化できる。さらに、この曖昧さがユーザーの注意を惹き、あなたのブランドを記憶させる。独創的なフォント :独創的なフォントは必ずしも過度に派手であったり、読みにくかったり、大げさであったりする必要はない。重要なのは見た目が変わっていて、意外性をもたらすこと。たとえば、文字の高さを変えたり、型にはまらないラインを使ったり、カーニングを不揃いにしたりする。 このデザインテクニックを使用するときは、芸術的な野心とマーケティングの目標とのバランスを保つことが重要。正しいメッセージを伝え、ユーザーの感情を呼び起こし、完璧に読み取れるものであるべき。オーバーラッピング :さまざまな要素を重ねあわせることで、ロゴに奥行きとボリュームを与え、特定のパーツを強調し、要素間のつながりを見せる。オーバーラップを効果的に使うには、このテクニックで伝えたいメッセージに焦点を合わせる。鮮やかなカラー :人は困難なことを経験した時、ポジティブな感情を求めてグラフィックデザインに目を向ける。だからこそ現在、明るく強烈な色彩がかつてないほどの人気を集める。鮮やかなカラーはロゴ全体に使用したり、アクセントとして一部に使用する。 古いロゴにスパイスを加えるには、配色を再考する。エキサイティングな色合いを追加したり、まったく新しいカラーパレットを考案してみる。ユーザーの心に響くカラーを選び、ユーザーの頭の中に正しい連想を呼び起こすことが大切。ミニマル :この手法は、「Less is more(少ないほうが豊かである)」の原則に則っている。視覚的に簡潔なエンブレムは見る人が瞬時にそのメッセージを理解し、ブランドを記憶することを可能にする。また、さまざまな表面で品質を損なうことなく、効果的に表示できる。さらに、シンプルなロゴは数年ごとにアップグレードする必要がないほど、長く愛され続ける。ジオメトリ :基本的な幾何学図形(線、四角、円、三角など)は、シンプルかつ視覚的に強力なブランドアイデンティティの核となる。基本的な幾何学図形は精密さ、階層性、正確さを広く連想させる。同時に彩度の高い色を使用したり、オリジナルの組み合わせを作成したりすることで、このテクニックを強化できる。文字のトリック :テキストベースのロゴの文字を数学的な文字や幾何学的な形に置き換えてみる。ロゴの特定の部分をさらに強調するために、カラーとフォントの力を利用する。この視覚的なトリックは磁石のように作用し、ユーザーの注意を惹きつけ、芸術作品のように魅了する。グラデーション :グラデーションはデザインに深み、ボリューム、ダイナミクスを加える。繊細で風通しの良いものが主流だが、このトレンドでは大胆な実験ができる余地がある。エンブレム全体にグラデーションを適用するデザイナーもいれば、背景、グラフィックシンボル、テキストなど、特定の要素を強調するためにグラデーションを使用するデザイナーもいる。 また、グラデーションは、同じカラーの異なる色相で作ることも、対照的な複数のカラーで作ることも可能。目の錯覚 :優れたロゴとは、視覚的にシンプルであるにもかかわらず、複数の意味を伝えるロゴ。三次元的な目の錯覚を作り出すために、幾何学、カラー、遠近法を使用するトレンドがある。トリッキーなロゴを見ると、見る人はそのデザインに釘付けになり、さらに面白いディテールを探そうとする。目の錯覚は、デザイナーに無限の創造的な自由を与え、視覚的な驚きをもって意味を伝えられる。