ランディングページとは〜LPOで成果の上がるページを作る方法と使えるテンプレート集まとめ

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in ferret on 2018-01-31

今回は、ランディングページを最初にやるべき理由と、そのランディングページの作り方など、ランディングページで売上や問い合わせ数を上げるために必要なことをまとめて解説します。

ランディングページとは

  • Googleなどの検索エンジンや広告からユーザーがアクセスした最初のページ。
  • 広義の意味としては、「広告バナーやテキストリンク、検索結果などからアクセスしてきた人が最初に訪問したページ」、つまりリンク先ページのこと。
  • 狭義の意味としては、「インターネット広告などに設定する縦長の1ページで、そのページ内でコンバージョン(問い合わせ・申し込み・資料請求)を促すためのページ」。

ランディングページの最適化が重要な理由

  • 購入率を改善するだけで売上が跳ね上がるので重要。広告からの流入数が変わらず広告費が変わらなくても、売上は2倍になれば売り上げが倍になる。
  • 広告出稿ページを変更すればいいので重要。上位表示できればアクセス数が増え、倍々で売上が伸びていくので非常に効率的。

効果的なランディングページの作り方

いくつもランディングページの構成フレームワークはあるが、オススメなのはBEAFの法則:

  • Benefit読み手に取ってのメリット。ユーザーは3秒でそのページが自分にとって有益かそうでないかを見極める。「自分にとってこのページを見ることでメリットがある」と思わせるため、3秒でそう思わせるために短く端的にキャッチコピーのような形でメリットを伝えたり、写真などを使って伝える。
  • Evidenceメリットの根拠。Benefit(ベネフィット)で伝えたメリットを、ユーザーはそのまま受け取らず脳の中で疑いにかかるので、その疑いを解消するために、Evidence(エビデンス)として根拠を載せる。根拠としては、表彰歴などもよく使われる。
  • Advantage競合と比べた優位性。「ここにしかない商品である」ということを伝えるための競合優位性を掲載。
  • Feature特徴。「今買わなければいけない理由」を提示し、背中を押す。

ランディングページで使える心理学

よく使われるものを挙げてみます。

  1. アンカリング効果:何かしらの意思決定を行う際、最初に見たデータを重要視する傾向。「数量限定」「期間限定」というふうにプレミア感をアピールする等、ユーザーに対し「この商品はお得だ」「良い買い物ができた」と思わせるようにするための仕掛けを作る。
  2. ハロー効果:ある1つの目立つ特徴を最初に認識すると、その他の構成要素まで一番目立つ特徴に引っ張られて歪んで認識してしまうこと。例えば異性を見るとき、容姿がさわやかな雰囲気であれば中身までもがさわやかで良い人だと思うのも「ハロー効果」。
  3. 単純接触効果:何かしらで接触する機会が増えると、その接触した相手に対して好意を持ちやすくなること。ランディングページに一度訪問して離脱してしまったユーザーに対し、リターゲティング広告を行うことで接触回数を増やし、サービスを記憶して頂くと同時に好感度も上がる。
  4. バンドワゴン効果:「これが流行っている」と聞くと、人はその流行している物事を好意的に捉える傾向。「大流行」「大人気」という言葉を含むキャッチコピーを付けられた商品やサービスは不思議とよいものに見えてしまう。
  5. 同調現象:周囲の人間と同じ行動をしていると安心し、逆に自分1人だけが違う行動をしていると不安を覚えること。例えば「30代男性の8割が使用」「◯◯地区の主婦は皆使っている」というように、商品のマジョリティ性がある場合はそこを最大限アピールすると効果的。
  6. 損失回避の法則:人は利益を獲得することよりも、損失を出さない方を重要視する。自社サービスを利用しないと損をしてしまうイメージを沸かせることで対処。
  7. マッチングリスク意識:商品やサービスを購入する前、ユーザーは「効果が出なかったら…」と不安を持つこと。お客様の声や口コミコーナーを設置する等の手段で解消できる。
  8. 決定回避の法則:人は、選択肢が増えるとその中から選択・決定することが困難になる。ユーザー側で選択する項目を減らし、まっすぐゴールまで案内できるような構成にする。
  9. カリギュラ効果:禁止されると、人はかえって禁止された行為をしたくなってしまう。たとえば、冒頭にいきなりインパクトのある否定的な文章を入れ、ユーザーの関心をひきやすくする。
  10. フレーミング効果:見方や基準を変えることで、同じ物事でも全く違う印象を持ってしまう。普段と少し違った見方をすれば新たな切り口が見えてくるかも。
  11. 文脈効果:隣り合う情報の意味がお互いに影響しあい、意味が形成されること。同じ基礎化粧品でも、ターゲットが女性であれば、ピンクやオレンジなどを基調とした柔らかく女性的な印象に、男性向けの場合は黒やグレーなどシャープなデザインにする場合が多い。
  12. シャルパンティエ効果:大きさや重さの単位を変換することで錯覚が起こること。例えば、10kgの鉄と10kgの羽毛布団を比べた時、重さは同じなのに羽毛布団の方が軽そうだと感じてしまう。
  13. 権威への服従原理:人は権威のある者の言動には無意識に従ってしまう。専門家として紹介された人物のアドバイスであれば、ほとんどの人は無条件にその内容を信頼し、受け入れる。
  14. 一貫性の原理:一度決めたことは無意識のうちにやり通そうとする人の性質。ページを観ているであろうユーザーの欲求を刺激し、少しずつイエスを取ったうえで、「この商品を購入すれば欲求が充たされる」と訴求することで、ユーザーは欲求を満たす為にその商品を購入する。
  15. 認知的不協和:自身の中で、矛盾する2つの感情を抱え、不快感を感じること。その認知的不協和が起きている状態を解消するための手段を提示してコンバージョンに至らせる。