https://tcd-theme.com/2023/08/wordpress-6-3.html
各種ブロックや、サイトエディターにアップデートが加えられています。サイトエディターはブロックテーマ専用の編集機能で、サイト全体をフロント画面を見ながら編集できる機能です。WordPress 5.9で実装された際は、FSE(Full Site Editor)という表現が使われていましたが、最新版では単にサイトエディター(The Site Editor)という表現に変わっているようです。
当記事では、各種ブロック、サイトエディター、その他、という3つのセクションに分けて、WordPress 6.3でアップデートされた新機能をご紹介いたします。
TCD
各種ブロックのアップデート
- パディングやマージンのUI変更:より直感的に操作できるようになっており、「ブロックの間隔」という項目も追加。
- カバーブロックにボーダー(枠線)を追加可能に:画像ブロックと同様で、四隅を個別に編集したり、角を丸くする編集も可能。
- カバーブロックでレイアウトを変更可能に
- ブロック内にデュオトーンフィルターが追加:カバーブロック、画像ブロックやギャラリーブロックで利用可
- 画像のアスペクト比を変更可能に:正方形 – 1:1、標準 – 4:3、ポートレイト – 3:4、クラシック – 3:2、クラシックポートレイト – 2:3、ワイド – 16:9、縦長 – 9:16。
- 脚注ブロックの追加:対象のテキストを選択して「∨」(❶)を押すと「脚注」(❷)と表示されるので、そこから注釈を入力可。そのページの本文中の脚注が「脚注ブロック」にまとめて表示される仕様。
- 詳細ブロックの追加:開閉式のコンテンツをつくれる「詳細ブロック」が新規追加。
サイトエディターのアップデート
- ナビメニューの編集が可能に:サイトのナビゲーションメニューをサイトエディターの「ナビゲーション」から直接編集できる。直感的にナビゲーションメニューの並び替えや追加が可能。
- テーマのスタイル切り替えが可能に:サイトエディターの下記箇所(スタイル)からすぐに変更できる。
- 固定ページの編集が可能に:サイトエディターのメニューに「固定ページ」が追加。
その他のアップデート
- 下書き・プレビューボタンの移設:「下書きボタン」が大きく目立つようになり、プレビューボタンは2つのアイコンに変更。左側のアイコンは、従来通りのどの仮想デバイスでプレビューするか、というオプション。右側のアイコンでは、即時別ウィンドウでプレビューできる。
- スタイルリビジョン機能の追加:タイムライン形式でリビジョンが保存される。いつ誰が、スタイルをどのように変更をしたのか一目瞭然。タイムラインを辿ってワンタッチで変更点を復元できる。
- テーマを有効化せずにライブプレビュー可能に:ローカル環境やプラグインを使わなくても運営中のサイトでテーマの外観を確認できるようになった。