SEOコンサルタントが必死で止める、間違ったSEO施策

in SEO Japan on 2022-04-22

  • noindexの誤使用
    • カテゴリーページにnoindexを設定:Googleはカテゴリページをインデックスさせることを推奨。カテゴリページは関連性のある記事を束ねているページ。Googleからの評価は高い。「All In One SEO Pack」でもnoindexを設定しないように注意。
    • noindexで正規化を行う:正規化とは、重複コンテンツがある場合に正規ページを指定することで、Googleからの評価を1つに統一すること。noindexを使うと、非正規ページから正規ページへ評価が引き継げなくなる。
    • テスト環境にnoindexを使用する:ローンチの際にnoindexを外し忘れ、そのまま本番環境へ反映させてしまったときにミスが起きる。
  • 被リンクが張られているページを無効化させてしまう:Googleはランキングシグナルのトップ3に「被リンク」が入っていることを明言。
    • 被リンクが張られているページにnoindexを設定:そのページに張られている被リンクの効果を無効化されてしまう。よくあるケースは、イベント終了後にイベントページを検索結果に出ないようにするためにnoindexを設定してしまう「終了したイベントページ」。対応策としてはイベント一覧ページに301リダイレクトを行う。
    • 被リンクが張られているページを削除(404ページ):404エラー(削除されたページ)の場合、しばらくするとnoindexを設定したのと同じ状態、つまりインデックスから削除され、被リンクが張られていても、その効果を失う。対応策としては、移行先のページが存在するのであれば そのページに「301リダイレクト」を行う。もしなければ、下記のように「上位階層のページへ301リダイレクト」を行う。
  • 削除ツールの誤使用:「一時的にGoogleの検索結果から、指定したページを表示させなくさせる」、Search Consoleの「削除ツール」は、機密情報を誤って検索結果に出してしまった場合に早急に検索結果から削除したい場合などを想定。
    • 削除ツールで正規化を行う:あくまでGoogle検索結果から一時的(6か月間)に表示させなくするものであって、インデックスを削除するものではなく、約6か月後には検索結果に表示されるようになる。また、URL のすべてのバージョン(http と https、www ありと www なし)が削除されてしまう可能性がある。仮にこのような事態になった場合は、「リクエストキャンセル」を行うことで元に戻せる(手順は元記事にある)。
  • robots.txtでリソースをブロック:CSSやJavaScriptまでもブロックしてしまうと、それらが読み込まれないページでの評価をGoogleがしてしまい、本来の順位より低くなる可能性。
  • 「サブディレクトリ」から「サブドメイン」への移行:1つサイトとして認識されていたサブディレクトリをサブドメインへ移行することで別々のサイトとして認識されてしまうことがある。