https://developer.wordpress.org/news/2026/02/whats-new-for-developers-february-2026/
WordPress開発者ブログの2026年2月号「What’s new for developers?」の内容を、日本語で要約しました。
WordPress開発者向け最新情報(2026年2月版)要約
今回のアップデートは、目前に迫る WordPress 7.0 Beta 1 に向けた機能追加が中心となっており、Gutenbergプラグインのバージョン22.4および22.5の成果が反映されています。
1. エディターと表示の主要な変更
- 投稿エディターの完全iframe化: WordPress 7.0以降、すべての投稿エディターがiframe内で動作します。これによりUIスタイルとコンテンツスタイルの分離が徹底されますが、documentオブジェクトに依存するJavaScriptやCSSを持つブロックは修正が必要になる可能性があります。
- 表示サイズ(Viewport)によるブロック表示制御: WordPress 6.9で導入された「ブロックの非表示機能」が拡張され、特定の画面幅(モバイル、タブレット、デスクトップなど)に応じてブロックを表示・非表示にする設定が可能になります。
- ブロック単位のカスタムCSS: 個別のブロックインスタンスに対して、サイドバーの「高度な設定」から直接CSSを記述できるようになりました。
2. プラグイン・ツール・AIの進化
- WordPress Studio CLI 1.7.0: コマンドラインツールが大幅に強化され、同期以外のほぼすべての機能をCLIから操作可能になりました。Claude CodeやCursorといったAI支援開発ツールとの相性が向上しています。
- AI実験的機能: AIによる抜粋(Excerpt)の自動生成、登録されているAI機能を一覧できる「Abilities Explorer」、コンテンツ要約や画像生成のバックエンドAPIなどが追加されました。
- WordPress MCP Adapter: WordPressの「Abilities」をAIエージェント用のツール(MCP)として利用可能にするアダプターが登場しました。
- 動的ブロックのアンカー(ID)対応: 動的ブロックでHTMLアンカー(id属性)がサポートされ、フロントエンドでのレンダリングが可能になりました。
3. テーマ開発とデザイン
- Tabs(タブ)ブロックの再構築: タブブロックが入れ子構造(Tabs Menu / Tab Panels)に刷新され、より柔軟なスタイリングが可能になりました。
- AI生成画像の許可: テーマディレクトリに掲載するテーマにおいて、適切に開示されGPL互換ライセンスであれば、AI生成画像を含めることが公式に認められました。
- プルクオート(Pullquote)ブロックの復活: 一時非推奨となっていましたが、コミュニティのフィードバックを受け、通常の引用とは用途が異なるとして継続されることになりました。
- アスペクト比の改善: 全幅や幅広設定の画像ブロックでも、登録済みのアスペクト比を正しく適用できるようになります。
4. WordPress Playgroundのアップデート
- PHP 7.2/7.3のサポート終了: 最新の環境への移行が進められています。
- wp-envのPlayground対応: Dockerをインストールすることなく、npx @wordpress/env start –runtime=playgroundコマンドひとつでローカル開発環境をPlayground上で実行できるようになりました。
5. その他
- 管理画面のView Transitions: 画面遷移を滑らかにするView Transitions APIがWordPress 7.0の管理画面に導入されます。
- パンくず(Breadcrumbs)ブロック: 7.0のリリースに向けて、新しいフィルターフックの追加などの微調整が行われています。
最新の機能を試す際は、WordPressのトランク版(開発版)と最新のGutenbergプラグインを組み合わせ、Playgroundなどでテストすることが推奨されています。
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